末永史尚 絵にならない

開催日: 2026年8月18日 - 2026年8月30日カテゴリー: ,

末永 史尚 個展「 絵にならない」
会場:クリエイティブ・スペース赤れんが ホールI
会期:2026 年8 月18日(火)ー8 月30日(日) 9 時ー17 時 ※24日(月)休館
入場:無料
主催: 山口市、クリエイティブ・スペース赤れんが(指定管理者:認定NPO 法人こどもステーション山口)
協力:ギャラリーナカノ、Maki Fine Arts

私がこれまで作品を作るにあたってモチーフにしてきたのは、「印刷物の網点」「漫画の部分」「パズル」「画
像検索の結果画面」「ダンボール箱」「額縁」「建築模型」などです。
共通しているのは、「見ているけど見ていないもの」かと思います。例えば、美術館で絵画を鑑賞するとき
絵は額縁にはめられていて、それによって壁に飾ることが可能になっています。しかし、展覧会図録を購入し
て家に帰ってページを開いてみても、作品図版はトリミングされて額縁なしの状態で掲載されています。普段
は目にしているのに、いつのまにか見たことにカウントされていないもの。これらに目を向けて絵画の対象に
することで、価値の転倒や発見の驚きを共有したいと考えています。
また、対象物を作品にするときには、いわゆる古典的な油彩画ではなく、どこか軽やかで既視感をすこし
ずれた風合いの絵具で、「描く」のではなく「塗る」ようにしています。西洋から移入された油彩画の描法も、
伝統的な日本画のような描法もどちらも私の描き方ではない感覚があり、アレンジを重ねて描き方をつくりあ
げています。
絵を描く、といったときには、例えば「風景」「人」、「花瓶にさした花」など、モチーフに一定の型があります。
歴史的には宗教的な場面を描いたものもありますし、近年では好きなアニメキャラクターを描く、といったも
のも多く見られます。 こうした型を迂回し、絵画という形を借りて私の感覚を共有していく。本展では、その
都度絵や環境と向き合い直して生まれた断片をつむいできた軌跡を示したいと思います。 末永史尚

ワークショップ「パズルで絵を描く いろいろなかたち」
テーマを決めて色を塗った紙をタングラム・パズルの形に切り出し、ピースを並べ替えながら新しいイメー
ジをつくります。描くのとは違う手順で、イメージが生まれる体験をしてみませんか。
日時:8月22日(土)13 時30 分ー15 時30 分
場所:ホールⅡ
持ち物:特にありません
募集人数:16 人(先着順、定員になり次第締切り)
募集対象:小学4 年生から高校生まで
参加費:無料
申込方法:googleフォーム、もしくは電話、窓口にて

ギャラリートーク
作家が自身の作品と制作について話します。
日時:8月23日(日)14 時ー15 時

末永 史尚 / S UENAGA F uminao
1974 年 山口県山口市生まれ。1999 年 東京造形大学造形学部美術学科美術Ⅰ類卒業。東京造形大学教授。
主な個展に、2011 年「やまぐちアーティスト支援事業 末永史尚 個展『かげり』」秋吉台国際芸術村 ホール(山
口)、2024 年「ピクセルメモリーズ」ギャラリーナカノ(山口)、2026 年「イメージの範囲」Maki Fine Arts(東
京)。主なグループ展に2019年「アートセンターをひらく」水戸芸術館現代美術ギャラリー(茨城)、2025年「さ
ようなら旧市庁舎プロジェクト ‒ ハシヲワタス ‒」旧山口市庁舎(山口)など。