三つの古楽器による音の対話 赤れんがチェンバロコンサート

開催日: 2025年11月3日カテゴリー: , , ,

吹いた息がそのまま音になるリコーダーは、甘く親しみやすい素朴な音色。アンブシュア(唇の形)で音色を作るフルートは陰影のある深い音色。どちらもバロック時代に人気のあった木管楽器ですが、その性格やレパートリーは異なっています。 フルートとリコーダー両方の名手として知られ、ヨーロッパの主要なバロック・オーケストラで活躍するジャック=アントワーヌ・ブレッシュ氏をフランスから迎え、フランスとドイツ・バロックのレパートリーから、「縦」と「横」2種類の笛の個性を堪能していただけるプログラムを演奏いたします。

日時:2025年11月3日(月/祝)14:00開演 13:30開場

入場料:一般2000円(当日券2500円※残席がある場合のみ)

主催者連絡先: CS赤れんが/083-928-6666 

【プログラム】

J. S. バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ イ長調 BWV 1032

J. S. バッハ:トリオソナタ ト長調 BWV 1039

テレマン:無伴奏フルートのためのファンタジア

シェロン:トリオ・ソナタ ほか (一部変更になる可能性もございます。)

【プロフィール】

ジャック=アントワーヌ・ブレッシュ/バロック・フルート&リコーダー

Jacques-Antoine Bresch, baroque flute and recorder

ストラスブール音楽院にてリコーダー、バロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)、室内楽のディプロマを修得後、パリ・エリック・サティ音楽院にてリコーダーをピエール・アモン、バロック・フルートをエレーヌ・ディヴォワール、マルク・アンタイに師事。その後レメンス音楽院にてフランク・トゥンス、ブリュッセル王立音楽院にてバルトルト・クイケンに師事し研鑽を積む。またフィリップ・アラン・デュプレにルネッサンス・フルートも学んだ。現在はルヴァロワ音楽院古楽器科で教鞭を執る。「レザール・フロリサン(ウィリアム・クリスティ)」「ル・コンセール・スピリチュエル(エルベ・ニケ)」、「レ・タラン・リリク(クリストフ・ルセ)」「ル・パルルマン・ド・ミュジク(マルタン・ジェステル)」等数々の著名なオーケストラや室内楽の録音に参加し、リリースされたCDは20以上に及ぶ。ヨーロッパをはじめ日本や中国等、世界中で演奏活動を行っている。

水内 謙一/リコーダー

Kenichi Mizuuchi, recorder

東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。ドイツ・ケルン音楽大学に留学。同大学ディプロマ課程リコーダー科および古楽アンサンブル科を卒業し、演奏家ディプロマを取得。帰国後は国内外で活発に演奏活動を行うほか、指導にも力を注いでいる。リコーダーを向江昭雅、ドロテー・オーバーリンガー、カリン・ファン・ヘールデンの各氏に、室内楽をライナー・ツィッパリング、シェティル・ハウグサンの両氏に師事。これまでにNHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」およびNHK-FM「ベストオブクラシック」に出演。フランスのアンサンブル「レ・タンブル」と定期的にヨーロッパ公演も行っており、これまでにフランスやベルギーで17の音楽祭に出演。ヨーロッパのFLORAレーベルよりCD『甘美なる旋律~17世紀イタリアの器楽作品~』をリリース。 ホームページ http://barockmusik.sakura.ne.jp

村上 暁美/チェンバロ

Akemi Murakami, cembalo

桐朋学園大学研究科チェンバロ専攻修了。ケルン音楽大学チェンバロ科を最優秀の成績で卒業し、演奏家ディプロマ及びドイツ国家演奏家資格を取得。同大学古楽アンサンブル科卒業。現在はアジア、ヨーロッパ各地でソロやアンサンブル、オーケストラのソリストとして、国内外で活発な演奏活動を行っている。2012年より毎年、アンサンブル「レ・タンブル」とコラボレーション・コンサートを行い、フランス、ベルギー、日本の各地で好評を博している。

チェンバロおよび通奏低音を渡邊順生、シェティル・ハウグサンの両氏に、またアンサンブルをライナー・ツィッパリングに師事。第23回国際古楽コンクール〈山梨〉チェンバロ部門最高位受賞。2022年同古楽コンクールにて審査員を務める。2025年にヨーロッパのFLORAレーベルよりCD<Six Trio (G.Ph.Telemann)>をリリース。